fXaNP5XWKo3pQtR1434225152_1434225232実は今、一か月の予定で、ロンドンの語学学校に通っています。

今日は授業で、飛行機事故から生還したある人物の講演(TED)を聴かされ、こんなフレーズを耳にしました。

Connecting the dots(点と点を結び付ける)

先生に「意味がわかりません」と質問すると、

「Seeing the final picture. のことだ」と説明される。

「余計に意味がわかりません」と先生に言うと、「スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での演説を聴きなさい。日本語の訳もあるでしょう。きっと理解できるわよ」と言われてしまいました。

そこで、アパートに帰ってからジョブズの演説を拝聴。
納得。いや、それ以上に演説のすばらしさに心を奪われてしまいました。

スティーブ・ジョブズの演説(You Tubeはこちら)

経済的な理由で大学を辞め、極貧生活の中、大学の聴講生として独学を続けたジョブズ。二〇歳でアップル社を設立するも、三〇歳でなんと自社の取締役会から代表の交代を求められ、首にされてしまいます。自社から追放され、途方にくれながらも、仕事への情熱を燃やし続けたジョブズは、新会社NeXTとPixarを立ち上げます。そして後にNeXTはアップルに買収され、ジョブズはアップルに復帰することができるのです。そしてiPhoneやiPadといった画期的な製品を開発し、世に送り出します。

ジョブズはこれらの紆余曲折がなかったなら、今の成功はなかったことに気付きます。

苦難の時期に出会った人や学んだことが、後の人生に大いに役立ったことを理解したからです。

出来事(ジョブズが言うところの点)のつながりや意味は、時間が経ってからわかるものなのです。

ジョブズは、壇上でこう言います。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
だから、あなたが方は、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。

You have to trust in something――
your gut, destiny, life, karma, whatever
自分の直観、運命、人生、カルマ、たとえそれが何であれ、信じなくてはならないのです。

Because the believing the dots will connect down the road, it gives you confidence to follow your heart.
なぜなら、点と点が将来結びつき、道を切り開くと信じることは、自分の心に従う自信をあなたにもたらすからです。

Even it leads you off the well-worn path. And that will make all the difference.
たとえそのせいで、あなたが多くの人が通る道から外れるとしても、それこそが大きな違いをもたらすのです。

出来事のつながりや意味を後になってから理解したという人は多いと思います。私もそんな体験を何度もしています。

でも頭ではわかってはいても、困難な出来事に直面すると、それが将来に結び付くことをなかなか信じられなかったりします。

ジョブズの言葉はそんな私達に勇気を与えてくれます。出来事と出来事が将来結びつくと信じることは、自信につながります。

その自信こそが、道を切り開く原動力になるのです!