ドイツ語通訳・翻訳 TOMOKO OKAMOTO

岡本朋子ストーリー

はじめまして。

(3)ドイツで15年暮らし、2016年の5月に日本へ帰国したドイツ語翻訳家の岡本朋子です。
これまでに訳した本は9冊。
医薬、自己啓発、心理学、哲学、小説まで、いろいろなジャンルの書籍を翻訳してきました。

一冊訳し終えると、いつも思います。

をまた削ったな・・・と。

大げさだと思われるかもしれませんが、
この気持ちは書籍翻訳をしたことがある方、書籍を一冊執筆されたことがある方なら、
ご理解頂けると思います。

命がけでやっているから、やめられない。
それが翻訳の魅力かもしれません。

翻訳は二つの異なる文化の間を行ったり、来たりする作業です。

ドイツ人の立場にたって原文を読み、日本人の読者の立場に立って日本語に訳す。
中立な立場に立たないと、翻訳はできません。

ドイツ人にとって当然であることが、
日本人にとって当然でないことはたくさんあります。

そこに橋をかけてわかりやすくするのが翻訳という仕事です。

そう、対話のようなものです。

だから私が日々気をつけていることは

偏見をもたないことです。

もちろん長い間ドイツと付き合っていると、
ドイツ人の批判的な性格にうんざりしてしまうこともあります。

でもそれを毛嫌いしていては翻訳はできません

ドイツ人が批判的なのは、
自分の意見を言わないと個人主義が発達した西欧社会では
他人に利用されてしまうからです。

西欧社会では、感情に流されていたら、他人につき従うしかありません。
ナチスドイツが政権を握ったのも当時の人々が感情に流されたからです。

政治哲学者のハンナ・アーレントの言葉を借りるなら
「平凡な人間たちが皆、思考を停止し、周囲に同調して悪魔の仕業に加担した」からなのです。

悪は人々が「考えない」「意見をもたない」ところからはじまる。
だからドイツ人は批判し続ける。

こんなふうに考えると、
ドイツ人に対する偏見は消えていきます。

この意味で、翻訳をすることは偏見を解いていることと同じなのかもしれません。

そんな自分の仕事に誇りをもって、今後も日々邁進していきたいと思います。

~ 岡本朋子 ~

 

 

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