ドイツ語通訳・翻訳 TOMOKO OKAMOTO

小さなベルとお月さま

fpvJMIkDdt1PRiq1440359355_1440359386小さなベルとお月さま

イギリスの絵本作家、ジャイルズ・パレイ-フィリップス(絵:アイリス・デップ)の作品。少女ベルとお月さまが育んだ深い愛情が描かれています。どんなに遠く離れていても君を照らし続ける。ベルを思うお月さまのひたむきな気持ちに心打たれます。

 

一部試訳(岡本朋子訳)

小さなベルはお月さまがだいすき。T6ByTNK3PjLUPP91440357268_1440357325
お月さまもベルのことがだいすき。
まい日、お日さまがしずむと、
小さなベルのむねはドキドキします。

お月さまがベルを光でてらすと、
二人は、なにもかもだいじょうぶ、というきもちになります。

 

gM5cycH75PQbw641440355747_1440355887まいばん、お月さまはベッドに入ったベルに、
じぶんがこれまでに見たものや、
見つけたたからものや、シャチや、
おおきな帆(ほ)をつけたボートのものがたりをきかせました。

 

 

 

そしてあるばん、ベルはいいました。「お月さま、わたしをつれていって。E1KWDupP78jr8hV1440355957_1440356050
わたしもあなたが見たせかいを見たいの。
うみのむこうでキラキラかがやくお星さまを見てみたいの」

 

 

 

お月さまはベルの手をとって、手を取るElsEnTkekV8Ngnv1440359642_1440359668-1
空高くとび上がりました。
二人はさらさらの砂(すな)でできた浜(はま)や
どっしりとして大きな山の上をとんでいきました。

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

 

それからというもの、月の光がとても明るくなるRf34dfBjgPLV6aG1440358140_1440358213
まん月のよるがやってくるたびに、
お月さまはベルの手をつよくにぎりしめ、
たびをしました。

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

 

でも二人はいつかはこのたびがおわることを知っていました。Wu7oK8kZNM4AHRh1440356366_1440356439
ベルはすごいはやさでとしをとっていきました。
大きくて、すんでいて、うつくしい場所(ばしょ)をたびした、
あの時間(じかん)をとりもどすことはもうできませんでした。

 

 

ベルはよわよわしくなり、やせほそってしまいました。再々再度Et8kGQDfG4MRQeK1440359081_1440359121
からだはあおじろなって、つめたくなりました。
お月さまはベッドでねむるベルに、さいごのものがたりをきかせながら、
ハラハラと涙をこぼしました。

お月さまがてらす光の中で
ベルはふかいねむりにつきました。

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つづく

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